病気

働くことは嫌いだったが、働かなければならないという意識は人一倍強かった。
今の社会は、働かない人を許容できるほど余裕がない。
極端な話、労働力を社会に提供できない人は、呼吸をすることさえ申し訳なく思わなければならない、とさえ考えていた。
言い訳であるかも知れないが、それは今まで受けた教育、社会風潮に根ざす考えだったと思う。自分で判断して、そうだと決めていたことではなかった。
嫌々ながらも働くのが大人だと、人間としての正しい姿だと信じていたし、そしてそれは間違った認識ではなかったと、今でも思う。
ただ、無理をすればどこかにひずむが生じるのだと、そんな当たり前のことを失念していただけだ。

半年前、私は医者から「うつ病」の診断をもらった。
その頃、酷い倦怠感に毎日苛まれていた。
はっきりとした症状、という形で自覚するものはなかったが、何事につけてもやる気が出ず、身体が重く感じられた。

医者に診断されるまで、自分がうつ病であるとは思っていなかった。
さらに言えば、うつ病が、医者に診断されるほどれっきとした「病気」であるという考えさえ持っていなかった。
職場には、うつ病と診断されたという理由で休職したり、職を辞した人が数人いたが、それは単なる怠けであると思っていた。
働きたくないからうつ病になる。
うつ病になったら働かなくていいから、医者から診断をもぎ取ってくるものだ、とさえ思っていた。
今にして思えば、なんと無知なことだったのだろう。

いざ自分に「うつ病」の診断が下ると、それは正しく「病気」として認識しなければならないものだということがわかった。

辛いうつ病の症状はうつ病 整体院のプロにかかれば治療できることを知っていましたか?簡単な方法で治療できるのでオススメですよ。

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